教団創立８０周年記念祝賀会 祝辞 円応教教主・深田充啓師
開祖さまは、一人でも多くの人に、法華経に示された人間の生き方を知ってもらい、本当の幸せを自分のものにして頂きたいと、会を創立されました。身も心も人さまに捧げ、昼夜を問わず布教活動に邁進（まいしん）されたと伺っております。その強い信念は、開祖さまの姿を拝見するたびに感じておりました。
また、開祖さまは２６年間にわたり、新宗連（新日本宗教団体連合会）の第２代理事長をお務めになりました。私が新宗連青年会（新日本宗教青年会連盟）に所属していた時、開祖さまにご指導を頂きました。
中でも、教訓となった出来事がございます。開祖さまのご招待で、一緒にゴルフをする機会を頂いた時、私はスタート時間直前にゴルフ場に着き、慌ててスタートしたのです。その時、開祖さまから、「深田先生、人さまとゴルフをする時には、待ち合わせ時間より前には到着して、人さまをお迎えするくらいの心でなければダメですよ」と、ご指導を頂きました。
それからというもの、私は何か行事があるたびに、必ず時間前には会場に到着し、皆さんをお迎えするようになったのです。開祖さまから、人さまを思いやる心を教えて頂きました。開祖さまの一言、一言が若い私にとっては、心に染み入る、貴重なお言葉であり、今となっては大切な宝物となっております。
（文責在編集部）
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