師走の恒例行事 大聖堂の本尊像の「お身拭い」

一年の感謝を込め、大聖堂(東京・杉並区)で「久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊」の本尊像の「お身拭い」が、12月17日午後に行われた。

「お身拭い」は、新年を迎えるにあたり、毎年12月に実施される恒例行事。東京西、同中央、同東支教区の会員有志で構成する「聖友会」と、全国聖壇を代表して埼玉支教区の聖壇役員ら105人が参加した。

当日は、小林秀行教務部次長(儀式行事グループ)があいさつに立ち、本尊像の建立に込められた各人の人格完成と、家庭、社会、国家、世界の平和の実現という願いについて説明。その上で、「お身拭い」の一つ一つの作業を誠心誠意行うことで、「今年一年の感謝の思いを表したい」と述べた。

この後、白色の作務衣(さむえ)に身を包んだ聖友会などのメンバーが、毛ばたきなどを使い、本尊像や光背の多宝塔、四大菩薩のほこりを丁寧に拭った。さらに、聖壇の内陣、坐床(ざしょう)、仏具も白布などで磨いた。