立正佼成会 庭野日鑛会長 7月の法話から

7月に大聖堂で行われた式典から、庭野日鑛会長の法話を抜粋しました。(文責在編集部)

朝のあいさつから始めてみよう

「朝という字は(分解すると)十月十日(とつきとおか)と書く。十月十日というのはお母さんの胎内(たいない)に居る期間であり、誕生の日でもある。朝がいつも誕生の日という新鮮な気持ちで挨拶(あいさつ)することが大切」

『挨拶で変わる 会社が活きる』という本を出された天明茂(てんみょう・しげる)という方が、ある方からこういうことを伺ったそうです。

毎日が誕生日という気持ちで生活できれば、どんなに素晴らしいでしょう。毎日、そうした新鮮な気持ちで、お互いにあいさつができたらいいなと思います。
(7月1日)

体を動かして

大自然は毎日、創造、変化しています。ですから、私たちも日々、創造、変化していくことが大切です。

自然の一部である人間は、いろいろなものを創造することができますし、創造しなければなりません。日々(にちにち)、創造し、新しいものを何かつくりながら、あるいは自分の心を新しくしながら、精進させて頂くことが、自然の姿でもあるわけです。そんな思いで、私たちは朝を迎えたいものです。

創造、変化の活動をする限り、人間の現実の状態はさまざまに変化していきます。年をとったなどということを理由にしないで、日々体を動かし、働くこと、そして、日々退屈をしないことがとても大事であるそうです。

少しでも体を使うことが、元気になるもとです。使わないとだんだんと退化してしまうのですから、使わなければならないということであります。
(7月1日)

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