砂漠に立つ“生命の木”――教皇のバーレーン訪問(海外通信・バチカン支局)
諸宗教対話による世界平和の構築に向けた貢献を求める、ローマ教皇フランシスコの巡行が続けられている。教皇は11月3日、「対話のためのバーレーン・フォーラム――東洋と西洋の人類共存のために」に参加するため、バーレーン中部のアワリを訪れ、ハマド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ国王の歓迎を受けた。
利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(68) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)
統一的管理システムと全体主義
安倍晋三氏の国葬が終わった。各種世論調査では評価しない人の方が多く、岸田内閣支持率はさらに下落を続けている。やはり、安倍氏関連の人々の「盛者必衰(じょうしゃひっすい)」が始まっているようだ。
内藤麻里子の文芸観察(38)
夕木春央さんの『方舟(はこぶね)』(講談社)は、衝撃的な作品だ。極限状態で究極の選択を迫る本格ミステリーなのだが、なんと言おうか、定番の本格ものだと油断していたら、とんでもない目に遭った。