鰍沢教会入仏式 庭野会長 新しい門出を祝う(動画あり)
6月21日、立正佼成会鰍沢教会は、庭野日鑛会長を迎え入仏式を挙行した。所有から借用の教会道場に移転し、新たな形の布教拠点として一歩を踏み出す。法話に立った庭野会長は、「今から始まる、新しい今日一日、という感じがしてならない」と述べ、再出発した同教会の門出を祝った。
内藤麻里子の文芸観察(82)
吉田修一さんの『タイム・アフター・タイム』(幻冬舎)は、泣きたくなるような青春恋愛小説であり、まっとうに生きている人間の姿を描く。繊細に紡がれてゆく彼らの物語はあまりにもいとおしくて、まるで作者から宝物をもらったような気分になった。
BCYFI奨学生と関東教区9教会の会員がホームステイで交流
全ての戦争犠牲者に慰霊と懺悔(さんげ)の誠を捧げるとともに日比友好の願いを込めて、立正佼成会がフィリピン政府と協働でフレンドシップタワーを建立し、昨年で50周年を迎えた。建立以来、本会とバターンキリスト教青年会(BCYCC)は、長年にわたりホームステイプログラムや使節団派遣を通して交流を続けている。さらに、BCYCCから派生したバターンキリスト教青年財団(BCYFI)と本会一食(いちじき)平和基金は合同で、バターン州に住む貧困家庭の青少年に対する奨学金事業を展開している。
内藤麻里子の文芸観察(81)
「家族」と聞いて、あなたが思い浮かべるのはどんな家族だろう。親がいて子がいて、親は子を育て、躾(しつ)け、叱り、食事を共にし、団欒(だんらん)する。もしこう考えたなら、かなり時代遅れといえる。今は“超「個」の時代”だ。食事は孤食だし、親は自分が大事だから、自分が楽しくない躾(しつけ)なんかしない。それを学校に期待するなど、子育てのアウトソーシングが進んでいる。そんな現代の家族の実態を、私は『ぼっちな食卓―限界家族と「個」の風景』(岩村暢子著・2023年刊)で知った。今回紹介する武田綾乃さんの『ここはこどものいない国』(講談社)は、この現代の家族が行き着く、あり得べき未来を見事に描き出している。
内藤麻里子の文芸観察(80)
凪良(なぎら)ゆうさんの『多類婚姻譚』(講談社)は、結婚をめぐる関係性を通して、現代社会を生きる多難さが浮き彫りになる短編集だ。結婚間際のカップルもいれば、結婚という形にとらわれない登場人物もいる。解像度高く現代人を見つめている。
【「桃山商事」代表・清田隆之さん】変わりゆく社会と中高年男性たちの葛藤
現代を生きる中高年世代の男性の中には、知らず識(し)らずのうちに、社会の中で窮屈さや孤独を感じる人が多いという。「その背景には、男性中心である社会構造が影響している」――恋愛相談やエッセイ執筆を通して「男性性」や「生きづらさ」の問題を考察してきた、文筆家の清田隆之さんはそう語る。「男らしさ」の背景をひも解いた時に顕在化するもの、男性が生きやすくなるためのヒントを清田さんに聞いた。
内藤麻里子の文芸観察(79)
天沢時生さんの『キックス』(集英社)は、亡き友への哀歌を謳(うた)いあげる、企(たくら)みに満ちたとびきり奇想の小説だ。哀歌を彩るのはキックス(これはスニーカーのスラングだそうだ)と、ヤンキーの抗争と、太平洋戦争だ。それらを言葉(物語)の贋作(がんさく)でくるみ込んでいるのである。何のことやらとお思いだろう。順を追って説明しよう。
「教団創立88周年記念式典」庭野会長が法話 (動画あり)
立正佼成会創立の精神をかみしめ、教えに出遇(であ)えた喜びを次世代へと継承するためにさらなる修行精進を誓う「教団創立88周年記念式典」が3月5日、大聖堂(東京都杉並区)はじめ全国の教会で挙行された。
内藤麻里子の文芸観察(78)
独自の世界観で歌舞伎を描いた『化け者心中』(2020年刊)、『おんなの女房』(22年刊)などで注目されてきた蝉谷めぐ実さんが、新機軸に挑んだ。それが『見えるか保己一(ほきいち)』(KADOKAWA)である。江戸時代後期、古今の貴重な文献を集めて分類、収録した国内最大の叢書(そうしょ)『群書類従』を編纂(へんさん)した全盲の国学者、塙保己一を題材にして、また独特な世界を現出させた。その書きっぷりに心底驚き、魅了された。
内藤麻里子の文芸観察(77)
高田大介さんの『エディシオン・クリティーク』(文藝春秋)は、文献をめぐる知的探求ミステリーの興奮と、元夫婦の関係を高尚に、しかもコミカルに描く面白さが詰まった異色作だ。










