教員らが仏教精神に基づく教育を学ぶ「元気がでる教育相談講座」
「元気がでる教育相談講座」が9月16、17の両日、立正佼成会本部(東京・杉並区)の諸施設で行われ、教師や保育士など教育関係者ら58人が参加した。
16日、心理カウンセラーの公立中学校校長が『一人ひとりを大切にする教育相談』と題して講演を行った。校長に就任して以来、生徒たちの個性を伸ばすため、延べ1000人以上、心理療法の「動機づけ面接」を実践してきたことを紹介。その上で、「教師は一方的に伝えるだけでなく、対話を重ねながら生徒と共に考えていく姿勢が大事」と語った。
この後、グループ別話し合いに続き、実行委員が心理療法の「交流分析」について解説。エゴグラム(性格診断)を使った自己分析などが実施された。
翌17日には、大谷津晴央・本会習学部教育グループ専任講師が『ご法の習学――向き不向きより、前向きな教育を』をテーマに講義を行ったほか、教育者のスキルを高めるための傾聴訓練などが実施され、仏教精神に基づいた教育の重要性が確認された。