バチカンがAI委員会を設置(海外通信・バチカン支局)

バチカン記者室は5月16日、ローマ教皇レオ14世が「総合的人間開発省」内に「人工知能(AI)に関するバチカン諸機関間合同委員会」の設置を認可したと公表した。
同委員会設置の理由としては、「ここ数十年における人工知能という現象の発展と、その一般的使用の急速なる展開」「人間個人と、人類全体に対する効果の可能性」「カトリック教会の、人間個人の尊厳性と、特に、人間の総合的発展にAIが与える憂慮」が挙げられている。新設された合同委員会は、総合的人間開発省、教理省、文化教育省、広報省、教皇庁生命アカデミー、同科学アカデミー、同社会科学アカデミーからの代表者で構成される。
教皇は17日、バチカン広場での日曜恒例の正午の祈りの機会に、「世界のいくつかの国のカトリック教会で、『人間の声と面影の保全』をテーマとする『広報の日』が執り行われている」ことに言及し、「このようなAIの機に、個々の技術革新が目標としなければならない、人間に関する真理を尊重するコミュニケーションの形態を促進していくように」とアピールした。
(宮平宏・本紙バチカン支局長)





