天台宗三千院門跡門主 小堀師「戸津説法」 庭野会長が出席

戸津説法を行う小堀師。庭野会長も聴講に訪れた
滋賀県の琵琶湖畔にある東南寺で8月21日から25日まで、天台座主の登竜門として知られる「戸津説法」が行われた。今年は、寂光院住職で天台宗三千院門跡第六十三世門主の小堀光實師が説法師を務めた。
小堀師は、昨年の教団創立記念式典で祝辞に立つなど本会とのつながりも深い。2日目の22日には、庭野日鑛会長が東南寺を訪れ、小堀師の説法を聴講した。また、5日間を通して教団役職者をはじめ近隣教会の会員延べ約100人が参加した。
戸津説法は、『無量義経』『法華経』『観普賢菩薩行法経』の法華三部経が分かりやすく講じられる説法会。22日、小堀師は、『法華経』の「序品第一」から「見宝塔品第十一」までの教えの〝エキス〟を凝縮して説法した。この中で、全ての物事をありのままに正しく見て、正しく解釈するという「如実知見」の教えを紹介し、「いろいろな見方があるからそれにとらわれずに、いろいろな見方があることを理解しなさいよ」ということが、説かれていると示した。その上で、教えに出遇えた喜び、有り難さを感じたらそれを周りに伝えていくことが大事と述べ、「みんなと一緒にいい世の中になるよう努力いたします」と誓願した。