立花産業 創立60周年記念式典を法輪閣で挙行(動画あり)

『これまでと これからの感謝をこめて、タチバナらしい未来へ さあ!笑って 楽しく ポジティブに!!』をスローガンに9月16日、「立花産業株式会社創立60周年記念式典」が立正佼成会法輪閣(東京・杉並区)で挙行された。庭野日鑛会長が臨席し、来賓、教団役職者、社員ら約320人が参集した。

当日の様子(クリックして動画再生)

式典は東京佼成ウインドオーケストラの序奏で開幕。続いて、映像作品「これまでのあゆみ、そしてこれから」が上映された。

その中で、庭野日敬開祖は「すべての方が物心両面ということ、物だけでなくて、心が大事だ。また心というものは物が整わないと、心が安定をしないわけでありまして、そういう意味で立花産業はつくったわけであります」と語る。開祖の願いに基づき、昭和39(1964)年に設立された同社は、保険事業を中心に発展。足利教会で20年以上保険担当を務めた女性会員は、「形のないものを勧めるのは信仰と似ていると思い、保険のお役をさせて頂きました」と話す。時代の変化に応じて物品販売、施設管理、食堂事業を展開し、令和5年にファシリティーマネジメント(FM)事業を拡大し、東京・東大和市にある佼成霊園の管理、運営を開始した。

あいさつを述べる熊野理事長

上映後、熊野隆規教団理事長があいさつ。60周年を迎えられたのは協力企業の尽力の賜物(たまもの)と謝意を表し、仏の教えの広がりとともにサンガを支える事業を展開してきた同社の努力をたたえ、「これからも惜しみなくつながる企業であって頂きたい」と祈念した。

続いて、同社の管理本部を代表して渡邉恭成さん、FM事業本部を代表して田中大さん、保険営業本部を代表して田中恵代さんと土橋伸江さんが、創立50周年から10年間の活動について報告した。

その中で、FM管財課課長代理を務める田中さんは、教団本部や全国の教会道場など500施設の維持管理、修繕、新設、解体工事を担当していると説明。課員と共に学び合い、協力し合いながら、会員が安心して施設を利用できるように努めていると語り、今後も努力精進を怠らず、全力で業務に取り組んでいくことを誓った。

また、保険営業の土橋さんは、教会の保険担当者から役を引き継ぎ、営業活動に邁進(まいしん)した10年間を回顧。多くの業務を担えるようになった一方、顧客から「寄り添った対応になっていない」と言われたことで、精いっぱいの真心で相手に寄り添っていない自分に気づき、おわびと感謝を伝えることができたと語った。今後も、後進の育成と会員の物心両面の救いのために、チャレンジ精神で取り組むと決意を述べた。

来賓を代表して、損害保険ジャパン株式会社の石川耕治代表取締役社長と株式会社日本香堂の土屋義幸代表取締役社長が祝辞を述べた後、庭野会長が「お言葉」に立った。

庭野会長が「お言葉」に立ち、同社のこれまでの歩みに敬意を払うとともに、これからの発展を祈念した

庭野会長は、同社が設立された昭和39年は東京五輪開催、自身初の渡航など、日本が賑(にぎ)わい、経済成長が著しい時代だったと振り返った。その上で、同社が一生懸命に歩み、物心両面の救われのために果たした役割は大きいと敬意を表し、新たな暦に還(かえ)るという還暦の意味をかみしめ、今後も『笑って 楽しく ポジティブに!!』というスローガンのごとくに発展することを願った。

最後に、小林孝至代表取締役が謝辞に立ち、「立花産業の使命を再認識し、一歩ずつ前進し、次に向かって歩み続けます」と決意を語った。

式典後、「クイズ大会」が行われ、社員は親睦を深めた