「生誕地まつり」代替イベント開催 「生誕地のチカラ! ONLINEメッセージ2022」を配信 庭野会長があいさつ
新型コロナウイルス感染症の流行で中止となった「第46回生誕地まつり」(主催・同実行委員会)の代替イベント(全4項目)の一つで、エフエムとおかまちが制作したウェブ番組「生誕地のチカラ! ONLINEメッセージ2022~あの時あの場所、あたらしい試み~」が10月8日、オンラインで配信された。番組内では、立正佼成会の庭野日敬開祖の生誕地である新潟・十日町市や菅沼をはじめ、「生誕地まつり」ゆかりの地を巡るレポートのほか、庭野日鑛会長のメッセージが紹介された。
「生誕地まつり」は、十日町市名誉市民である庭野開祖の功績を讃(たた)えるとともに、市民と本会会員がつながりを深め、同市の振興・発展に寄与することを目的に開催されてきた。しかし、3年前は大型台風の襲来で、一昨年からは新型コロナウイルスの感染拡大により開催中止を余儀なくされている。これを受け、十日町市観光協会、商工会議所、「庭野日敬師に学ぶ会」、本会十日町教会など地元の団体や企業で構成される同実行委員会は、市民と会員のつながりを大切にし、引き続き交流を深めていくことを願い、代替となる4イベントを企画した。
8日に配信された番組では、同実行委員会の柳一成会長のあいさつに続き、エフエムとおかまちの高野綾子アナウンサーが進行役を務め、「生誕地まつり」ゆかりの人や場所を巡った。
この中で、同実行委員会の保坂友成企画委員長は、中止となった「生誕地まつり」の代替企画を開催できるのは温かい応援のおかげとし、「全国の皆さまが十日町に思いを馳(は)せて頂いていることをひしひしと感じられ、有り難い気持ちでいっぱいです」と感謝を伝えた。
また、十日町市商店街連合会の西野伸一会長は、本町通りをメインストリートとして行われる市中行進の思い出を振り返りながら、来年の開催に期待を寄せた。
この後、庭野守朗・生誕地道場長、地元旅行会社HOME HOME NIIGATAの井比晃氏の案内で、菅沼求道(きゅうどう)トレッキングツアーのコースを回った。庭野道場長は、庭野開祖が少年期にボイ(薪束=まきたば)を担いで菅沼求道を歩いた思い出に触れながら、実際に追体験をした会員から「心が洗われた、癒やしになったと聞くと有り難いです」と語った。
番組の最後には、庭野会長が登場。今回のウェブ番組が、疎開時に伯父に背負われながら初めて求道を歩いた当時を思い返す機会になったと話した。さらに、「皆さんも、心に残る十日町や菅沼、生誕地まつりの情景を懐かしく思い起こされたのではないでしょうか」と語りかけ、今後も十日町の市民と交流を重ね、「十日町や菅沼の自然や文化、開祖の息吹を感じて頂きたい」と述べた。
以下の【公式】生誕地まつりYoutubeチャンネルから視聴可能https://www.youtube.com/channel/UCqQvRmbWI1WYPSjGwdWYQ4A