一食地域貢献プロジェクト説明会 27教会62人の推進担当者が討議
立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会は1月24日、「一食地域貢献プロジェクト2021説明会」をオンラインで開催した。今年は、昨年からの継続を含む90教会がプロジェクトに参画する。当日は、このうち新規を中心に27教会から「一食を捧げる運動」(一食運動)の推進担当者ら62人が参加した。
同プロジェクトは、各教会が「一食運動」で寄せられた浄財の一部を活用して地元の非営利団体の活動を支援することで、温かい地域づくりに貢献するもの。参加教会は推進委員会を設置し、青少年育成や高齢者福祉など地域の発展や課題の解決に取り組む地元の非営利団体の情報を集め、活動の聞き取りを行って支援先を選定する。
説明会では、同運営委事務局スタッフから新規に参加する教会に向けて、プロジェクトの目的や進め方などが伝えられた。続く質疑応答では、新型コロナウイルスの感染拡大によって教会に集えない中で、「一食運動」をどう推進していくか、また、支援金の贈呈式や団体との交流のあり方などについて質問が出された。
これを受け、4~5人ごとのグループディスカッションを実施。新規参加と継続参加の教会代表が、支援団体の選定基準や教会内での意識の共有方法、支援金額の設定などについて情報や意見を交換した。
最後に全体共有の時間が設けられ、3教会の一食担当者がグループディスカッションの成果を報告。この中で、新規参加の湘南教会会員(48)は、「支援する上で、一食の精神を伝えることはもちろん、その団体の活動や思いをこちらも学ばせてもらい、信頼関係を築くことが大事だと教えて頂きました。善いご縁をつながせて頂きたい」と意気込みを発表した。