令和初の「お会式・一乗まつり」 笑顔を輝かせ7000人が力強く行進
令和を迎えて初の「お会式・一乗まつり」が10月6日、立正佼成会の本部施設(東京・杉並区)周辺で開催された。本会発祥の地・修養道場から法輪閣駐車場までを練り歩く「一乗行進」には、本部班をはじめ国内外の支教区、教会など37隊、約7000人が参加。約2万人が沿道から声援を送る中、万灯やマトイ、鳴り物を中心に活気あふれる行進が展開された。行進の模様は、インターネットでライブ中継された。
「お会式・一乗まつり」は、日蓮聖人の遺徳を偲(しの)ぶとともに、法華経の「一乗精神」によって「人を救い、世を立て直す」との生涯を貫いた庭野日敬開祖に追慕・讃歎(さんだん)・報恩感謝・継承・誓願を捧げるものとして行われる。さらに、参加者、見学者、地域団体・住民が共に絆・喜び・活力を感じられる一乗精神の具現化という願いが込められている。
当日は午前9時から、大聖堂で「一乗行進祈願供養」を厳修。庭野光祥次代会長が導師をつとめた読経供養に続き、庭野日鑛会長が「お言葉」に立った。この中で、日本の古称である「大和」に込められた願いに言及。大和とは「大きな調和」という意味であり、日本はこの精神を基に国づくりを進めてきたと説明し、「私たちも大和、調和の精神をしっかりと養い、世のため、人のためになっていくという心を込めて、行進に臨んで頂きたい」と参加者を激励した。
午後0時20分、小雨が降る中、本会発祥の地・修養道場前で「発進式」を実施。杉並教会青年男子部長(33)と原町教会青年男子部長(31)が「発進宣言」を行った。原町教会青年男子部長は、東日本大震災の発生後、全国のサンガ(教えの仲間)から多くの支援を受けてきたことに謝意を表し、日々、前向きに精進しているとの胸中を発表。「喜びと感謝を胸に、全国のサンガの皆さんと共に精いっぱい行進させて頂きます」と宣言して「一乗行進」がスタートした。本部をはじめ東京西・同中央・同東支教区22教会の御旗(みはた)を先頭に、万灯やマトイ、鳴り物などで構成された全37隊が中野本郷通りを西に向かって行進。波羅蜜橋、大聖堂正面玄関前を通り、法輪閣駐車場までの約1キロを力強く練り歩いた。
今年、東京西・同中央・同東支教区の22教会が発足60周年を迎えた。各隊列では、60周年のPRや感謝を表す標示が多く見られた。