令和初の「お会式・一乗まつり」 笑顔を輝かせ7000人が力強く行進

幻想的な雰囲気をつくり出す万灯。参加者は行進を通して「一乗精神」を胸に刻み、菩薩行実践の誓いを新たにした

江戸川教会は、60周年の教会テーマ『ぬくもりが、どんどん広がる』を記したロゴマークを作成し、当日はそのシールを参加者が衣装に付けて行進した。

千代田中央教会の隊列には、大島や八丈島、三宅島など包括する全島の会員代表が参加。あんこ衣装やムームー、モアイ像など各島の特色を表した装いで練り歩いた。

一方、豊島教会では今年から、万灯の花を男女を問わず全会員で折ることにした。花折りに初めて参加した壮年部員(57)は、「20年近く万灯を担がせて頂いてきましたが、多くの方が花を折ってくださって、初めて万灯が完成することを実感し、改めて感謝の念が湧きました。皆さんの思いが詰まった万灯は例年より重く感じ、有り難い行進でした」と笑顔を見せた。

包括地域内にある佼成学園女子中学・高校と共に参加したのは世田谷教会。平日の2日間は同教会道場で、週末は同校でマトイの練習に励み、交流を深めて当日を迎えた。マトイの輪の班長を務めた同高3年生(18)は、「中学・高校の6学年が一つにつながる貴重な機会でした。これも、世田谷教会の皆さんが温かく受け入れてくださったおかげさまです。世田谷教会の皆さんと一緒に、全員が笑顔でマトイを振っている姿を見て、感謝と感動で胸がいっぱいになりました」と語った。

また、当日は行進に先立ち、大聖堂前広場で「一乗物産展」が開かれ、各支教区や教会、本会と協力関係にあるNPO法人など40団体が出展。佼成学園中学・高校のグラウンドでは子供向けイベント「キッズランド」が催され、乗車できるミニSLが運行された。

この日、庭野会長、光祥次代会長はそれぞれ一乗物産展を回った後、大聖堂前に設けられた観覧席に移り、全ての隊列に手拍子を交えながら声援を送った。

なお、「お会式・一乗まつり」前日の5日には、普門館東駐車場で地元地域への感謝を込めて、和田一丁目町会と和田自治協力会と共に「前日祭」を初めて催した。盆踊りやけん玉大会、杉並、中野両教会による太鼓の演奏などが行われた。

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