10連休中 各地で「一食ユニセフ募金」や「アフリカへ毛布をおくる運動」
皇位継承に伴う大型連休の間、立正佼成会の各教会では、ユニセフ(国連児童基金)に協力して貧困や紛争で苦しむ子どもたちを支援する「一食(いちじき)ユニセフ募金」や、厳しい生活を送るアフリカの人々に、日本の市民から提供された毛布を届ける「アフリカへ毛布をおくる運動」の取り組みが行われた。
この中には、5月1日から始まった「一食啓発月間」の一環として、また、全国の青年部員が地域への貢献や世界平和の実現のために行動する「青年の日」(5月19日)の事前活動として実施した教会も多かった。
小平教会は4月28日、青年部員ら32人が西武新宿線花小金井駅前で「一食ユニセフ募金」を実施。紛争や貧困による影響で学校に通えない、安全な水を得ることができないといった世界の子どもたちの状況を市民に伝え、募金への協力を呼び掛けた。参加した同教会の男性会員(21)=学生部長=は、「飢餓や貧困に苦しむ子どもたちに思いを馳(は)せながら、積極的に募金活動を行いました」と話した。
また、茨城教会は同日、大津港の北茨城市漁業歴史資料館「よう・そろー」で行われた、「北茨城明るい社会をつくる会」などの主催によるイベントに参加し、「アフリカへ毛布をおくる運動」のブースを出展。同教会の青・壮年部員ら92人が、運動の内容や配付先の様子を紹介し、市民から提供される毛布を受け付けた。
当日は、毛布配付国の一つであるマラウイのベントレー・ナマサス駐日副大使もブースを訪れ、市民にあいさつ。日本から届けられる毛布が現地の人々を支えていると語り、昨今の災害に対する支援とを併せて謝意を表し、「皆さまの善意が私たちの心を癒やしてくれます」と述べた。
同教会の女性会員(42)は、「配付先の現状を知り、さらに運動に取り組みたいと思いました」と話した。