明るい社会づくり運動 庭野開祖の提唱から50周年 東京で「記念大会」開催

協力団体挨拶として登壇した庭野会長。明るい社会をつくるために、「思いやり」の心で奉仕する大切さを述べた

「明るい社会づくり運動 提唱50周年記念大会」(主催=NPO法人「明るい社会づくり運動」)が4月27日、東京・港区のメルパルクホールで行われた。明るい社会づくり運動(明社)は1969年、庭野日敬開祖の提唱によって始まる。半世紀の節目を迎えた大会のテーマは『伝統と革新』。理事や全国各地の推進協議会の代表など運動を推進する1554人が参加した。大会では、協力団体挨拶として庭野日鑛会長がスピーチ。小池俊雄東京大学名誉教授が基調講演を行った。

1969年4月27日、香川・高松市で全国で初めて明社の地区推進大会が行われた。席上、講演に立った庭野開祖は、宗教的な情操教育の大切さを説き、多くの人の善意と奉仕活動を通じて明るい社会をつくる必要性を語り掛けた。翌70年、全国各地で推進協議会結成の動きが進み、12の県推進協議会が発足。77年に普門館で第1回全国推進大会が開催され、80年には全国協議会が設立された。

2001年にNPO法人となり、シンポジウムの開催、青少年育成、国際交流、災害支援など多様な取り組みを行ってきた。現在は全国明社のほか、500を超える地区明社が地域に根ざした活動を展開している。

立正佼成会は協力団体であり、常務理事に澤田章好本会総務部部長(選名・晃成)が、理事に沼田壽雄本会布教相談役(同・雄司)が就任している。

当日は開会と同時に、桶胴(おけどう)太鼓「team阿修羅」の演奏に合わせ、佼成学園女子中学・高校の書道部が縦5メートル、横5メートルの紙に大会テーマを書き上げ、「伝統と革新」の文字がステージに掲げられた。