「親子で取り組むゆめポッケ」 全国から2万3197個が寄せられる

キャンペーン期間中、全国の教会では、思いやりの心が詰まったゆめポッケづくりが行われた(写真は高松教会少年部による今年の取り組み)

今年の「親子で取り組むゆめポッケ」で、全国から寄せられたゆめポッケの総個数が2万3197個に上った。このほど、活動を主管する立正佼成会青年ネットワークグループから発表された。

「親子で取り組むゆめポッケ」は、紛争や対立で傷ついた世界の子供たちのために、本会の小学生、中学生が保護者などと一緒に、手作りの布製の袋に文房具やおもちゃなどを詰めたゆめポッケをおくる平和活動で、今年で20年目を迎えた。発表された総個数は、6月1日から8月31日までのキャンペーン期間中、本会の小学生、中学生を中心に、各家庭や教会で作成されたものだ。

同期間中、全国の教会では、紛争などによって迫害を受け、厳しい生活を強いられている子供たちの現状を知り、活動の意義を学ぶ学習会を実施。その後、ゆめポッケの袋に入れる中身を集め、配付先の子供たちへのカードを作成しながら、いのちや平和の尊さを語り合い、思いやりの心を育む触れ合いの時間が各家庭を中心に持たれた。ゆめポッケの輸送費に活用するため、食事や菓子を控えて献金する「一食(いちじき)を捧げる運動」への取り組みも進められた。

全国から寄せられたゆめポッケは現在、東京・品川区の倉庫に保管され、輸送準備が進められている。

今後、青年ネットワークグループでパートナー団体から寄せられた現地の情報を基に、ゆめポッケの配付地域や配付個数が決定される。今年末から順次、日本を出港し、現地に到着後、本会とつながりの深いNGOや国連機関を通して子供たちに手渡される予定だ。