教団創立87周年記念 会員の感謝の声と各教会の取り組み

各教会の取り組み

新津教会 結縁の喜びをかみしめ 庭野会長に手紙したためる

法座席の入り口に設置された手製のポストと、庭野会長の似顔絵が描かれたボード

2月下旬、新津教会道場の法座席の入り口に、手製のポストが設けられた。傍らには、「会長先生へあなたの思いをお届けしましょう」という言葉と共に、庭野日鑛会長の似顔絵が描かれたボードが飾られている。

同教会が取り組むのは、機関誌「佼成」3月号に掲載された、庭野会長宛てにメッセージを送る企画だ。米寿を祝う言葉や救われた喜びなどをしたためた手紙を募り、大聖堂に設置される専用ポストに投函(とうかん)する。「法縁に触れた喜びを一人ひとりにかみしめてもらいたい」との支部長たちの願いから、教会全体で取り組みを推進している。

3月5日、教会道場での記念式典では、参列した会員が手紙を投函した。

教会道場での記念式典に訪れた会員が真心からの手紙を投函し、合掌して願いを込める様子

家族との衝突が多かったTさん(78)は、相手の言葉を受けとめる実践に努めたことで関係を改善できた感謝をつづったと話し、「会長先生、米寿おめでとうございます。笑顔、声、飾らないありのままの姿が最高です」と目を細めた。

これから手紙を記す人も多い。M支部長(64)は、子どもの不登校や、がんの治療などを経てきた人生を振り返る中で、教えに出遇(であ)えた喜び、家族やサンガの支えを再確認できたことを伝えたいと話し、「会長先生、長生きしてください」と願った。また、手が震えてしまう会員から、字を書く練習をしていると聞いたO支部長(67)は、報恩感謝の気持ちを自分で伝えようと努力するサンガの姿に感動したと述べた。

同教会では今後も、会員一人ひとりの喜びや感謝などが込められた手紙を大聖堂に届けていく。

取手教会 笑顔咲く! 支部を超え心一つに

教会の法座席に、桜の木をかたどった壁面飾りが出現。サロンを訪れた会員たちを楽しませた

「まるでお花見をしているみたい」。3月9日、取手教会の法座席に登場した大きな“桜の木”の下で、会員たちが輪になり和やかに談笑している――。教団の創立記念日を機に同教会が開催したサロンの様子だ。

同教会では、庭野日鑛会長が米寿を迎えたことに祝意を表したいと、庭野会長の誕生日である3月20日頃に関東を中心に桜が見頃を迎えることから、桜の木をかたどった壁面飾りを約1カ月かけて制作した。10枚以上の模造紙を使い、「未来につながる」という意味を込めて、折り紙で作った枝と花を一つ一つ丁寧に貼りつけた。

参加者はせんべいや焼き菓子などが置かれたテーブルを囲み、交流を深めた

サロンが開かれた当日、参加者はせんべいや焼き菓子などが置かれたテーブルを囲み、支部を超えて交流した。サロンに参加したI支部長(60)は、「会長先生のお姿に、いつも安心感を頂いています。私も、一緒にいるだけでホッとできる存在になれるよう励んでいきます。米寿のお誕生日、誠におめでとうございます」と声を弾ませた。

実行委員長のMさん(75)=主任=は「制作を通して実行委員のメンバーをはじめ多くの人たちと触れ合うことができ、皆さんがいるからこそお役ができるのだと感謝の思いです。私自身が元気をもらい、お役を楽しむ姿に家族も喜んでくれています。会長先生の米寿を皆で祝うことができ、幸せを頂きました」と喜びをかみしめた。

宮崎教会 “人との出会い”の有り難さ語り合う法座

教会道場での記念式典後、会員たちは和やかな雰囲気の中で法座を行った

教会道場での記念式典を終えた3月5日昼、187人の会員は支部ごとに法座を行った。「たくさんの方に触れ、共に人生を価値あるものにしようと努力してきたことを振り返る、尊い日にさせて頂きたい」。綾部高士教会長の言葉を胸に皆が語り合うのは、信仰生活の中で実感した“人との出会い”の有り難さだ。

本会と庭野日鑛会長が米寿を迎えた今年は、同教会発足65周年の節目でもある。これを機に一人ひとりが菩薩を目指して精進することを願い、同教会は『~まず、ご供養をやってみよう~「信仰を持つ私が、人と出会い、教えを語り、惜しみなく繋(つな)がります」』と題する布教方針を掲げた。

これを基に、各支部では、日頃から気にかけるサンガの手どりを重ねる大切さを確認。2月15日の「涅槃会(ねはんえ)」では、式典の運営を担ったH支部長(49)が「人と触れ合った自分の心の動きを出し合える場を」と提案し、手どりの実践を振り返る法座を行った。出会いを通じて自他共に成長したいという会員の声を受け、今回も同様の法座が実施されることとなった。

当日は、教団の創立記念を祝う紅茶や洋菓子も振る舞われ、参加者は和気あいあいとした雰囲気で法座を行った。

法座中には、教団の創立記念を祝う紅茶や洋菓子が支部ごとに振る舞われた

参加者の一人であるSさん(82)=主任=は、子育てと仕事に奔走する青年婦人部員と縁を結びたいと、教会の式典の司会を頼んだことを述懐。最初は明確な返事をもらえず心配が募ったが、教会長や支部長の助言を受け、「まずは、彼女がこのお役をどう受けとめているか尋ねよう」と再び連絡を取った。

電話に出た彼女は、「お役の話を夫に言えていない」と打ち明けた。Sさんは、「ご主人に心からお願いしてね」と優しく伝えた。その数日後、直接彼女の思いを聞きたいと、夜9時に懐中電灯を持って自宅を訪問。話を聞く中で、夫に頭を下げる心構えができたように感じ、わが事のように喜びが湧いたという。

「お役を終えた彼女は、『主任さんに一生懸命関わって頂いたおかげです』と言ってくれました。これからも熱意を持ち、慈悲の心で人と触れ合いたい」とSさんは意気込む。

Sさんの娘(52)=組長=は、「昨年、精神的に落ち込み仕事に行けなかったのですが、母を通じて教会の皆さんと出会い、家で話を聞いてもらい支えて頂きました。今日のお祝いを機に、私自身も周りを幸せにする人になるため、職場で努力しようと改めて思えました」と話した。