一食平和基金が支援するカンボジア国立仏教研究所 ソー・ソクニー所長が事業報告 共に平和な未来を築くために

――「一食を捧げる運動」を実践する立正佼成会の会員にメッセージを

真心からの浄財を寄せてくださった会員の皆さまに対し、仏教研究所を代表して、厚く御礼申し上げます。

人間にとって食事とは、生命を維持する上でとても大事なものです。その食事を月に数回抜き、その食費分を献金し、苦境にある人々に思いを馳(は)せられることは、本当に尊く、まさに仏教の善行だと思います。そこに込められたお一人お一人の真心は、私たちカンボジアの人々にも伝わっています。

研究所の使命は、人々にお釈迦さまの教えを正しく広めることです。ポル・ポト政権時代に仏教が破壊され、そこからの復興は、他のインフラなどと違って目に見えるものではなく、時間もかかります。だからこそ、これからも、カンボジアにおける仏教の復興とさらなる発展に心を砕き、人々がその教えを心の依りどころとして頂くための活動を続けてまいります。

翌19日には、ソー・ソクニー所長と庭野日鑛会長との懇談が法輪閣で行われた(既報)

プロフィル

1982年生まれ。カンボジア国立仏教研究所所長。2002年、プノンペン大学文学部卒業。国立ビジネス研究所で経営管理学を修めた後、同研究所に入職した。蔵書目録のデジタル化など各コンテンツ事業のプロジェクトリーダーを務めた後、14年より現職。17年から、国家クメール語委員会のメンバーを務めている。

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