今年の「菅沼子ども村」が閉村 少年部員ら944人が伝統行事などを体験

閉村式であいさつに立った蔵品・十日町市教育長

立正佼成会の庭野日敬開祖の生誕地、新潟・十日町市菅沼の生誕地道場で少年部員を対象に、2月11日から開村していた「菅沼子ども村」が8月22日、閉村した。1998年に子ども村の取り組みが始まり、20年目を迎えた今年、12支教区から全12組が実施され、少年部員ら944人が集った。支教区ごとに1泊2日、または2泊3日の野外活動を通し、庭野開祖、庭野日鑛会長の少年期を追体験したほか、菅沼に伝わる伝統行事を体験した。

22日、道場敷地内の菩提樹広場で行われた閉村式には、東京西支教区の6教会から少年部員ら117人が参加。青柳安彦十日町市観光協会長ら7人の来賓を前に、本会本部の代表者がお礼のあいさつを述べた後、来賓を代表し、蔵品泰治十日町市教育長があいさつに立った。蔵品教育長は、庭野開祖、庭野会長の追体験を通し、心豊かに成長してほしいとの菅沼子ども村に込められた願いを紹介した上で、子供たちに、「多くの友達との出会いが一生の宝物になったのではないでしょうか」と語り掛けた。この後、開村式から灯(とも)されてきた「菅沼の火」の消灯セレモニーが行われ、花火が打ち上げられた。