本会一食平和基金 九州北部豪雨で被災した2市に支援

森田朝倉市長(左)に支援金の目録を手渡す泉田支教区長(中央)

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会はこのほど、7月上旬の「九州北部豪雨」で被害を受けた福岡・朝倉市に対し200万円、大分・日田市に100万円の支援を決定した。現地を包括する支教区長、教会長らが両市役所を訪れ、目録や見舞金を手渡した。

豪雨により大きな被害を受けた日田市

7月5日ごろから九州北部にもたらされた記録的な集中豪雨の影響で、福岡、大分の県内各地で土砂崩れや河川氾濫が発生し、濁流が集落を襲った。両県によると、8月3日時点で死者36人、行方不明者5人で、両県合わせて744軒の家屋が全半壊した。今も約1200人以上の住民が避難所などでの生活を余儀なくされている。被害の大きかった朝倉市などでは現在、仮設住宅の建設が進められている。

7月26日には、泉田和市郎北九州支教区長、竹野公子久留米教会長が朝倉市役所を訪れ、森田俊介市長と面会。市内の被害状況などについての説明を受けた後、泉田支教区長が森田市長に目録を手渡した。市長は支援に対する感謝の思いを示した上で、行方不明者の捜索に全力を挙げるとともに、被災した市民宅の片付け作業を進め、一日も早く全面復旧を目指す意向を示した。

また8月1日には、在津賀通田川教会長が日田市役所を訪問。原田啓介市長に「一食を捧げる運動」の意義などを説明した上で、見舞金100万円を寄贈した。原田市長は、「皆さまの浄財を、被災した方々の生活再建のために使わせて頂きます」と謝意を表した。

日田市役所を訪問し、在津教会長が「一食を捧げる運動」の意義を説明した