佼成学園アメフット部 10年ぶり2度目の関東大会優勝 この1年で5冠達成
「第43回関東高等学校アメリカンフットボール大会」の決勝が6月18日、神奈川・富士通スタジアム川崎で行われ、佼成学園高校アメリカンフットボール部「ロータス」が慶應義塾高校「ユニコーンズ」に26対7で勝利した。昨年の同大会決勝で敗れた相手を下し、10年ぶり2度目の優勝を飾った。
今大会で県立鎌倉高校、都立西高校に対し、60点以上の得点を挙げて勝ち進んだ佼成学園は、決勝でも試合を優位に進めた。第1クオーター開始からランとパスを織り交ぜた多彩な攻撃を積極的に仕掛け、幸先よくタッチダウンを決めた。続く第2クオーターでも早々に23ヤードのパスを通して、タッチダウンを決め、前半を23対0で折り返した。
しかし、第3クオーターになると、佼成学園のミスからタッチダウンを奪われ、7点を返された。その後、一進一退の攻防が続いたが、最終の第4クオーターにはフィールドゴールを成功させ、勝利を収めた。
佼成学園は、昨秋の東京都大会以降、全国高校アメリカンフットボール選手権大会〈関東大会〉、日本一を決めるクリスマスボウル、今春の都大会に続き、五つ目の栄冠を手にした。
決勝戦を終えて、小林孝至監督は、「1年間で五つのカップを獲れたことは夢のようです。この先もしっかりと勝ちながら、選手層を厚くして、クリスマスボウルを連覇したい」と話した。