令和7年次「学林合同入林式」 20人が希望と志を胸に入林

入林式で法話を述べる庭野会長

桜の花咲く春、20人が希望と志を胸に学林の門をくぐった。4月6日、令和7年次「学林合同入林式」が法輪閣で開催された。庭野日鑛会長が臨席し、熊野隆規理事長はじめ、教団役職者、保護者、入林生の出身教会の教会長ら約80人(オンライン含む)が出席。大樹62期生2人、光澍大学科51期生3人、光澍ロータス18期生4人、光澍高校科20期生5人、芳澍女学院情報国際専門学校32期生4人、蓮澍・海潮音科32期生2人の入林を祝福した。

式典では、入林生全員の紹介とともに、代表7人が「誓いの言葉」を発表した。この中で、光澍大学科の51期生(19)=大月教会=は、学林生活を通して法華経の精神を学び、「変化の激しい社会の中を生き抜き、貢献できる人間力を養います。また、大学で世界の歴史と真摯(しんし)に向き合い、その教訓を発信し、平和な世界の実現のために努力します」と誓願した。

杉野恭一学林学長の訓話に続き、ガンジー開発財団創設者のエラ・ガンジー師が来賓祝辞としてビデオメッセージを寄せた。エラ・ガンジー師は、「普遍的な価値観を深く理解し、内面化する」「祈りの力を常に忘れない」など、祖父であるマハトマ・ガンジー師が大切にしていた五つの教えを紹介。学林生活を通して、心、身体、魂を成長させて、「信仰を深め、自己と人生の大いなる目的への理解を深めていってほしい」と激励した。

熊野理事長のあいさつに続き、法話に立った庭野会長は、論語の一節と木村和夫氏の詩「習慣」を引用し、人間として正しい行いを習慣化していく大切さを説いた。

また、「忙」という字には心をなくすという意味があり、人間は忙しいと「自分をなくし、抜かりが多くなる」と指摘。勉学やスポーツなど自分が取り組むことに集中できる習慣をつくり、「学林で学ぶ間、一貫して取り組んでいって頂きたい。そのことが、とても大事なことではないかと思っております」と入林生に期待を寄せた。