『能登半島地震の犠牲者を悼む教皇』など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

能登半島地震の犠牲者を悼む教皇

元日に発生した能登半島地震に関する悲報を受けたローマ教皇フランシスコは1月2日、「石川県などを襲った地震による人命の損失と被害を深く悲しみ、被災した人々に心からの連帯と霊的な寄り添いを表明する」というメッセージを、バチカン国務省長官のピエトロ・パロリン枢機卿を通して公表した。

この中で教皇は、「特に、震災の犠牲者、家族を失い喪に服する人々、いまだ行方不明である人々の救出のために祈る」と呼びかけた。さらに、「この悲劇の犠牲者の救援活動に従事する自治体職員や救急隊員」を励まし、彼らに「神による慰めと強靭(きょうじん)さを求める祝福を祈る」と誓った。

教皇は3日にも、バチカンでの一般謁見(えっけん)の席上、「日本で発生した大地震の被災者、東京の空港で発生した航空機の衝突事故の犠牲者に霊的な連帯を表明」し、「犠牲者の遺族と、救援活動に従事する人々のために祈る」と述べた。

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