本会本部主管の「親子で取り組むゆめポッケ」が終了 新活動「ドリーム・ギフト」は今年度から

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=齊藤佳佑教務部長)はこのほど、「親子で取り組むゆめポッケ」の活動終了を発表した。

この取り組みは、本会の小中学生が保護者と共に、布製の袋に文房具やおもちゃなどを詰めたゆめポッケを手作りし、紛争で傷ついた世界の子どもたちにおくるもの。1994年、活動の前身である「愛のポシェット運動」に本会が参画し、99年以降は独自に展開する中、各教会で平和に関する学習会や啓発活動を実施してきた。

そうして国内で収集されたゆめポッケは、配付先の選定などを担う現地団体の協力を得て、これまで80万人以上の子どもたちに配付された。

また、会員親子が現地の子どもたちにゆめポッケを手渡す「ゆめポッケ親子ボランティア隊」も定期的に行われていた。

しかし近年、各国の通関基準が厳しさを増し、中身がバラエティーに富んだゆめポッケを、一律の品質維持が求められる検査に通せない事態に直面。これを受け、同基金運営委は国内外の関係団体と協議し、昨年度は活動を一時休止した。

その後も協議を重ねたものの、配付先の継続的な確保は困難と判断。最終的に本部主管の「親子で取り組むゆめポッケ」の活動終了を決めた。

こうした中、同運営委では、今年度から会員・未会員を問わない青少年向けの新たな平和活動として、「ドリーム・ギフト」をスタート。この取り組みでは、日本の子どもたちが、世界の平和を願って毎月、節食などした分を寄付する「一食を捧げる運動」を実践する。そうして国内で集められた献金を使い、世界で紛争の影響により苦しむ子どもたちが最も必要としているもの(文房具や給食など)を現地で購入。日本の子どもたちが心を込めて書いた手紙(メッセージカード)と共にギフトとして贈る。

ギフトの手配や配付を担うのは、現地で子どもたちを支援する団体だ。日本からの献金はそうした団体に託される。さらに、ギフトを受け取った子どもたちから返礼の手紙やビデオメッセージが日本に送られる計画となっている。「ドリーム・ギフト」には、「ゆめポッケ」でこれまで大切にしてきた、子どもたちが世界平和に向けて主体的に行動するという活動の精神が引き継がれている。

今年度の開催(取り組み内の子どもたちによる一食実践期間は4~8月)に向けて、同基金事務局では、今月から参加教会を募集。応募の第一期締め切り日は2024年1月20日で、取り組みへの参加については、ウェブサイト「Kitai」(旧・習学ガイド)から、ログイン登録して申し込める。

https://rk-kitai.org/

※なお、日本に避難する難民の子どもたちへのゆめポッケの配付など教会独自で届け先の調整や送料の工面が可能な場合、教会の自主活動として「ゆめポッケ」を継続することは可能。ギフトの届け先や取り組みの実施スケジュールなど詳細については、今後、「佼成新聞」(紙面版・デジタル版)で概要が発表される予定