庭野平和財団が「宗教団体の社会貢献活動に関する調査」報告書を発行 ウェブでも公開
庭野平和財団はこのほど、昨年6月に実施した「宗教団体の社会貢献活動に関する調査」の報告書を発行するとともに、インターネット上に公開した。報告書は、宗教者、マスコミ関係者らに送付された。
「宗教団体の社会貢献活動に関する調査」は、宗教団体による教育、医療、社会福祉、災害対策など各分野の社会貢献活動が、一般の人々にどの程度、認知・評価・期待されているのかを明確にすることが目的。國學院大學の石井研士副学長(宗教学博士)の協力を得て、2008年から4年ごとに聞き取り調査を実施し、昨年の調査が第3回にあたる。
聞き取りの質問項目は、「宗教団体が行っている社会貢献活動の中で知っているものはあるか」「それに対し、どう考えるか」「参加してもよいと思う社会貢献活動はあるか」「宗教団体にどのような活動を期待するか」など11項目にわたる。12年の調査から東日本大震災の支援活動に関する項目が加えられた。
今回の報告書は、昨年6月に、全国20歳以上の男女1185人を対象に実施された第3回調査結果と分析を収録。調査の趣旨と概要に加え、08年、12年、16年の各調査結果と経年変化などのデータ分析、19ページに及ぶクロス集計表などが盛り込まれている。
なお、昨年12月には、石井氏による調査の報告とシンポジウムが東京・杉並区の佼成図書館視聴覚ホールで行われた。
『宗教団体の社会貢献活動に関する調査』報告書 庭野平和財団ウェブサイト
http://www.npf.or.jp/promote_peace/cn132/survey/
昨年12月に行われた同調査のシンポジウム(本紙1月12日付既報)