本会新理事長に熊野隆規氏 國富理事長は徳島教会長に 12月1日付
立正佼成会の12月1日付の教団新役員人事に伴い、國富敬二理事長が退任し、熊野隆規教務部部長が新理事長に就任した。
新しく理事長に就く熊野氏は1989年に入職し、青年部青年教務課、青年本部、同部次長を経て2004年に立川教会長に着任した。その後、教育グループ次長、教務グループ次長を歴任。13年から時務部部長を務め、15年に理事に就いた。さらに、19年に教務部部長に就任するとともに、理事に再任された。
教団の要職を歴任する間、教団諸行事や会議などへの出席、国内外の来訪者の対応に努めたほか、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の東日本大震災復興支援タスクフォースの運営委員や本会一食(いちじき)平和基金運営委員会の委員長として、国内外の自然災害への復興支援活動などに携わってきた。
一方、理事長を退任する國富氏は1976年、学林本科13期生として入職した。庭野平和財団、教務部教務課(教区教務員)などを経て89年、豊橋教会長に就任。94年からサンフランシスコ教会長として米国での布教伝道に取り組んだ。さらに、青年本部長、時務部部長を務め、2002年から6年にわたって理事の任を果たした。11年に東京教区長(杉並教会長)に就くとともに再び理事に就き、19年12月に川端健之理事長の後任として第7代理事長に就任。2期4年にわたり教団の実務責任者として重責を果たした。
特に、在任期間中には、新型コロナウイルスの感染拡大への対応に尽力。20年3月に教団本部内に設置された「新型コロナウイルス感染症対策本部」では本部長を務め、大聖堂周辺の本部施設を閉鎖、本部主催による諸行事の中止など、感染対策に取り組んだ。理事長を退任した國富氏は12月から、徳島教会長として、さらなる布教伝道や人材育成に力を注ぐ。