「クリスマスはパレスチナ紛争の犠牲者に哀悼を――ヨルダンのキリスト教指導者」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
COP28に参加する教皇のスケジュールが公表
バチカン記者室は11月9日、12月1日から3日まで、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28、11月30日~12月12日)に参加するため、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを訪問するローマ教皇フランシスコのスケジュールを公表した。
教皇は12月2日朝、COP28でスピーチした後、参加国の元首たちと「二者間協議」を行う。会談の相手と内容は明かされていないが、気候変動の問題だけでなく、ウクライナ侵攻や中東情勢についても意見を交わすことが予測されている。教皇がCOPに参加するのは初めてで、訪問先で各国元首と二者間協議を展開することも類例のない出来事だ。
翌3日、教皇は「信仰パビリオン」の開会式であいさつした後、帰途に就く予定となっている。
(宮平宏・本紙バチカン支局長)