WCRP日本委「第43回理事会」 5月に広島で行う「G7広島サミット宗教者による祈りとシンポジウム」概要発表

理事会では、5月のG7広島サミット前に広島県内で実施する宗教者による祈りとシンポジウムの概要が発表された

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「第43回理事会」が3月14日、京都市の賀茂別雷神社(上賀茂神社)で行われた。戸松義晴理事長(浄土宗心光院住職)をはじめ理事23人が出席(オンラインでの参加者含む)。立正佼成会から同日本委理事の庭野光祥次代会長、國富敬二理事長、中村憲一郎参務(京都教会長)が参加した。

当日は会議に先立ち、同神社に正式参拝した。理事会では、平和の祈り、受け入れを担った同神社宮司の田中安比呂理事と戸松理事長のあいさつに続き、「日本委員会人事」「ウクライナ情勢に対する支援」「インボイス制度について」など七議案を審議。全ての事項が承認された。

このうち、「トルコ・シリア地震への対応」については、現地で支援活動を行う2団体に各100万円の緊急拠出を行ったことが報告された。さらに、同日本委が3月31日まで実施している緊急支援募金への協力が呼びかけられた。また、今後の支援活動は、日本国内の災害で人道支援に取り組んできた災害対応タスクフォースが担うことになった。

理事会に先立ち、賀茂別雷神社に参拝した理事たち

「G7広島サミット宗教者による祈りとシンポジウム」に関しては、概要が発表された。今年5月19日から21日まで広島県で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に先立ち、同月10日に同県内で会合を実施する。「諸宗教による祈り」と「シンポジウム」の二部構成で行われ、核兵器なき平和な世界に向けて祈りを捧げ、宗教者の役割と取り組みを再確認するとともに、核廃絶への思いを提言にまとめて発信することが示された。

審議事項に続いて報告事項に移り、法人業務や国際事業の活動内容、特別事業部門(タスクフォース)と常設機関の今後の取り組みが紹介された。