比叡山延暦寺の水尾執行が来会 國富理事長と懇談

事務庁舎応接室で懇談する水尾執行(右)と國富理事長

天台宗総本山・比叡山延暦寺(滋賀・大津市)の水尾寂芳執行が1月11日、小鴨覚俊総務部長(副執行)らと共に立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、事務庁舎応接室で國富敬二理事長と懇談した。和田惠久巳総務部部長が同席した。

懇談では、年頭のあいさつを交わした後、昨年8月に開催された比叡山宗教サミット35周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」の感想などを語り合った。

また、水尾執行が、今年の「比叡山から発信する言葉」は「開発真心(かいほつしんしん)」であると紹介。真心とは、仏の心、仏性であり、「開発」には、「(仏性を)持っているだけでなく、働かせる、スイッチを入れる」との意味があると解説した。

このほか、懇談では、天台宗僧侶の最終試験として4年に一度行われる儀式「法華大会廣學竪義(ほっけだいえこうがくりゅうぎ)」が今年、コロナ禍になって初めて開催されることなどが話題となった。

懇談に先立ち、一行は大聖堂に参拝した。