「生誕地まつり」代替イベントの一つ 菅沼求道トレッキングツアー 庭野開祖の少年時代を追体験

菅沼求道に生息するブナの特徴などについて、ガイドの説明に耳を傾ける参加者たち

新型コロナウイルス感染症の流行で中止となった「第46回生誕地まつり」(主催・同実行委員会)の代替イベントの一つである「菅沼求道(きゅうどう)トレッキングツアー」が10月29、30の両日、新潟・十日町市で行われた。2日間で県内外から28人の立正佼成会会員が参加した。

同ツアーは、庭野日敬開祖の少年時代を追体験することを目的に、地元旅行会社のガイドと共に北越急行ほくほく線の美佐島駅から生誕地道場までの菅沼求道(約3.6キロ)を歩くもの。

29日、晴れ間が広がる中、参加者は庭野日鑛会長も過ごした菅沼の大自然を感じながら山歩きを楽しみ、道中でガイドから近隣に生息する植物などについて説明を受けた。また、自生するクロモジの枝を採取し、煎じた茶などを堪能して、会員同士の交流を深めた。

同ツアーに参加した岐阜教会の男性会員(63)、女性会員(61)の夫妻は、「初めて菅沼に来ることができてうれしかったです。少年時代に険しい道のりを歩かれた開祖さまのご苦労を感じられました」と話した。

なお、諏訪神社や「庭野日敬開祖ご生家」など庭野開祖ゆかりの地を巡る「菅沼求道スタンプラリーキャンペーン」も、11月27日まで行われている。