真心を世界の子どもたちに 「一食ユニセフ募金」の新たな取り組み「フレンドネーション」振り返り会

振り返り会では、フレンドネーションに参加した各教会の会員が、活動で得た学びや功徳を発表した(「Zoom」の画面)

立正佼成会青年ネットワークグループは6月18日、日本ユニセフ協会のクラウドファンディング型募金「フレンドネーション」に参加した教会を対象に、同活動の「振り返り会」をオンラインで行った。各教会で取り組みの中心を担った会員4人が参加した。

フレンドネーションとは、個人が自由なアイデアでプロジェクトを立ち上げ、賛同者から集まった寄付金を世界の子どもたちの支援に充てるもの。本会が実施する「一食(いちじき)ユニセフ募金」の実践方法の一つとして、今年から新たに取り入れられた。

当日は、参加者が活動の中で得た学びや功徳、課題などを話し合った。

厚木教会の青年育成担当(42)と少年部長(41)は、今年の「青年の日」のイベントで、オンライン配信によるフレンドネーションの啓発に取り組んだことを報告した。この中で青年育成担当は、募金は一人ひとりが行うものだが、自らの志や挑戦が世界の子どもたちの支援につながるというフレンドネーションの意義が伝わるよう願いながら、「身近な人に声をかけて取り組む」ことの大切さを発信したと説明した。これによってサンガ(教えの仲間)同士の絆が深まり、最終的に100人以上からの協力が得られたと喜びを発表した。

会津教会からは、青少年育成担当委員長(47)と同副委員長(49)が参加。新型コロナウイルス感染症の流行で、従来の街頭募金が行えずに悩んでいたが、フレンドネーションに参加し、支援の方法はさまざまにあると実感できた体験を語った。その上で同委員長は、今後はオンラインでの募金に不慣れな会員に向けても丁寧に呼びかけることを目指し、プロジェクトを続ける決意を述べた。

この後、西由江習学部次長(青年ネットワークグループ)があいさつした。また、同グループが実施したフレンドネーションの発表、ユニセフや本会が制作した映像作品の上映も行われた。