新型コロナ感染症への対応で 本会と佼成病院に杉並区から感謝状

新型コロナウイルス感染症への対応に貢献したとして、東京・杉並区から立正佼成会と佼成病院(同区)に感謝状が贈呈された。5月12日、杉並公会堂で開催されたシンポジウム「コロナ禍における杉並区の医療現場とこれから」の席上、田中良区長から和田惠久巳本会総務部部長、甲能直幸同病院長に手渡された。

本会は同区の協力要請を受け、昨年5月から今年3月まで、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場として法輪閣第五会議室と地上駐車場(同)を無償で貸与。車での来場が可能なことから、歩行困難者や視覚障害者の接種会場にも活用され、区民のワクチン接種体制の確保と接種率の向上に寄与した。

佼成病院は、同ウイルスの感染が拡大する中、早期から院内に専用病床を確保。多数の患者を受け入れ、地域の医療体制の維持に貢献した。

12日、感謝状の贈呈に先立ち、あいさつに立った田中区長は、多くの人の協力により、行政としてコロナ禍への対応ができていると強調。参集者に向けて「私たちと皆さんが一つの心で、お世話になった方々への感謝の気持ちを、この場を借りてお伝えしたいと思います」と語りかけ、医療従事者や協力団体の取り組みに謝意を表した。