日蓮宗総本山身延山久遠寺の持田日勇総務が来会 庭野会長と懇談

法輪閣で懇談する持田総務と庭野会長

日蓮宗総本山身延山久遠寺(山梨・身延町)の持田日勇総務が5月10日、立正佼成会を訪れ、法輪閣(東京・杉並区)で庭野日鑛会長と懇談した。同寺の長谷川寛清執事、橋爪一明総務室長が同行し、本会から國富敬二理事長が同席した。

懇談では、日中友好宗教者懇話会、日中韓仏教友好交流会議が話題に上り、持田総務は、三国の宗教者が長年にわたり対話を重ね、関係を深めてきた歴史を振り返った。また、庭野会長は、持田総務が貫首を務める日蓮宗本山東身延藻原寺(千葉・茂原市)と本会茂原教会との交流などに謝意を表した。

さらに、持田総務は、今年8月31日、9月1日の両日に、東京・渋谷区の新国立劇場で開催される身延山開闢(かいびゃく)750年記念オペラ『日蓮の宇宙 曼荼羅世界』を紹介。作曲家の仙道作三氏と同寺が台本を制作し、数々の法難に遭いながら法華経を弘めた日蓮聖人の生涯を描いた内容であることを伝えた。

懇談では、戦火が長引くウクライナ情勢にも話が及び、戦争の早期終結を祈るとともに、宗教者が対話を通じて平和構築を働きかけていく大切さが確認された。