日蓮宗大本山清澄寺「第七七〇回立教開宗会」 澤田参務が出席

日蓮宗大本山清澄寺(千葉・鴨川市)の「第七七〇回立教開宗会並旭が森銅像建立百年慶讃大法要」が4月27日、同寺祖師堂で行われ、立正佼成会から庭野日鑛会長の名代として澤田晃成参務が出席した。浅岡良之助小湊教会長が同行した。

清澄寺は、日蓮聖人が出家得度し、初めて「お題目」を唱えて立教開宗を宣言した聖地。同寺と本会の関係は深く、以前から、小湊教会をはじめ全国各地から会員が修行や参拝に訪れている。今回の法要は、同宗の立教開宗と、旭が森の日蓮聖人の銅像の建立百周年を記念するもの。

当日は、菅野日彰日蓮宗管長(同宗大本山池上本門寺貫首)を大導師、金子日厚別當を副導師に法要が営まれた。この中で、「御言葉」に立った菅野管長は、新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)やウクライナ情勢に触れ、現代の世相は、疫病や飢饉(ききん)などの災禍に見舞われた、日蓮聖人の生きた鎌倉時代に似ていると説示。生きとし生けるものが安らかに暮らせる世界に向け、釈尊の正しい教えが説かれた『法華経』を人々に伝え、精進していかなければならないと語った。

法要に続き、高台に建立された日蓮聖人の銅像までの道のりに新たに設置されたスロープの「完成奉告式」を開催。スロープの「渡り初め」の後、建立百周年を記念して色揚げ塗装を施した銅像が参集者に披露された。