「第39回庭野平和賞贈呈式」 6月14日にオンラインで開催

公益財団法人庭野平和財団はこのほど、6月14日の「第39回庭野平和賞」贈呈式をオンラインで開催すると発表した。オンラインでの実施は、昨年に続き3度目となる。

「第39回庭野平和賞」の受賞者は、南アフリカの聖公会司祭であるマイケル・ラプスレー師(72)。司祭となった後、アパルトヘイト(人種隔離)政策の反対運動に身を投じていた時、手紙に仕掛けられた爆弾で両手と右目を失った。これを機に、アパルトヘイト下の暴力で傷ついた人々の体験や悲しみに耳を傾けて、参加者と共に分かち合う「記憶の癒(いや)し」ワークショップを開始。「記憶の癒し研究所」を設立し、同国のほか各国で暴力に苦しむ人々に癒しと和解をもたらしてきた。

贈呈式では、正賞・副賞が贈られた後、受賞者による記念講演が行われる。