「親子で取り組むゆめポッケ」 全国から寄せられた1万3155個の真心がレバノン、比・ミンダナオ島に

全国から寄せられたゆめポッケには、文房具やおもちゃとともに、平和な世界を願う子供たちの真心が込められている

令和3年度の「親子で取り組むゆめポッケ」の取り組みで、全国から集められたゆめポッケの総個数と配付先がこのほど、立正佼成会青年ネットワークグループから発表された。昨年5月1日から8月31日までのキャンペーン期間中に、全国から寄せられたゆめポッケは1万3155個。同グループで、協力団体の情報を基に配付先が検討され、レバノン、フィリピン・ミンダナオ島に決定した。

同活動は、世界の各地で起きている紛争や迫害で傷ついた子供たちに、本会の小・中学生が手作りの袋に文房具やおもちゃを詰めておくるもの。昨年度のキャンペーンでは、一昨年から続く新型コロナウイルスの流行を考慮し、各教会では少年部員が大人数で教会道場に集まることを控え、家庭を中心に親子での取り組みが進められた。

また、「ゆめポッケ」の活動に込められた願いや配付先の国の現状を知る事前学習会、集まったゆめポッケの発送式がオンラインで実施されたほか、チラシやSNS、電子メールを使った啓発活動も行われた。

全国から寄せられたゆめポッケを載せた輸送船の第1便が2月26日、横浜港からフィリピン・ミンダナオ島(同国ダバオ着港)に向けて出航。レバノンに向かう輸送船も今後、同港を出発する。目的地に運ばれたゆめポッケは、現地のパートナー団体を通して子供たちに手渡される予定だ。

配付先とパートナー団体、配付個数は次の通り。

◇レバノン/社会福祉と職業訓練のための全国協会(NISCVT)=1万155個
◇フィリピン・ミンダナオ島/ミンダナオ子ども図書館(MCL)=3000個