日蓮宗大本山清澄寺の金子別當が来会 國富理事長と懇談

國富理事長と懇談する清澄寺の金子別當(右奥)。同寺の歴史などが話題に上った

千葉・鴨川市にある日蓮宗大本山清澄寺の金子元彦別當と宮崎雅宣執事長が4月1日午後、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、事務庁舎応接室で國富敬二理事長、澤田晃成参務と懇談した。

清澄寺は、日蓮聖人が出家得度し、初めて「お題目」を唱えた聖地。1200年前に開山し、平安時代に天台宗、江戸時代の初めに真言宗、昭和24(1949)年に日蓮宗の寺となった。大正時代には敷地の旭が森に日蓮聖人の銅像が建立され、今年、その建立から100年を迎える。

懇談では金子別當と宮崎執事長が、高齢者や車いす利用者などが容易に登頂参拝できるスロープが完成したことに触れ、今春の「第七七〇回立教開宗会」に合わせて、「旭が森銅像建立百年慶讃大法要及び旭が森スロープ完成奉告式」を行うことを紹介した。

また、懇談では、金子別當の父親で、日蓮宗管長、池上本門寺第八十世貫首を務めた金子日威師が庭野日敬開祖と親交が深かったことに話が及んだ。國富理事長は、「金子猊下は諸宗教協力でご活躍され、庭野開祖と親しくされていました」と述べ、日蓮宗と本会のこれまでの交流に謝意を表した。