写真は、ＷＣＲＰ／ＲｆＰ日本委のウェブサイトに掲載されているバナー

ロシア軍がウクライナに軍事侵攻し、多くの市民が犠牲になっている事態を受け、世界宗教者平和会議（ＷＣＲＰ／ＲｆＰ）日本委員会はこのほど、「ウクライナ緊急人道支援募金」の実施を決定した。

２月２４日にロシア軍がウクライナに軍事侵攻してから１カ月以上が経った。両国の代表団による停戦交渉は継続して行われているが、停戦の見通しは立っておらず、ロシア軍の攻撃が激しさを増している。国連難民高等弁務官事務所（ＵＮＨＣＲ）によると、ウクライナ国外に避難したのは約３９０万人（３月２８日時点）。国内での避難民は約６５０万人とみられ、ウクライナ総人口の約４分の１が避難生活を強いられている状況だ。

こうした現状に対し、同日本委はウクライナの人々の生命と生活、尊厳を守るためとしている。主に諸宗教者や各教団を通じて信徒や市民に呼びかけられる。

募金による支援金は、ＷＣＲＰ／ＲｆＰ国際委員会や各地域委員会・国内委員会（ＩＲＣ）、現地で活動するＮＧＯ、国連機関などを通じて、生活必需品や医療品の配布、被害者の心的損傷に対する心理的なケアに活用される。