「私たちの“発”」応援プログラム 5年目を迎え、今年も全国で

立正佼成会の「私たちの“発”」応援プログラムが今年も実施される。同プログラムは、教団創立100年に向けた基本構想にある「惜しみなくつながる~菩薩を育てる苗代となる~」(母型=マザープログラム)の精神を踏まえ、各会員が「人の役に立ちたい」という菩提心を行動に移す過程を教会や教団本部が応援するもの。2018年にスタートし、今年で5年目を迎える。

スタート当初は、会員が「まずはやってみよう」と発心し、チャレンジすることを大事にしたいという同プログラムの願いから、支部大会や青年部練成といった従来の教会活動も支援の対象とされた。2年目からは、同プログラムの目的の一つである「世の中の苦に分け入る」という要素を重視。より社会性の強い取り組みが奨励され、参加教会では地元自治体や企業、NPO法人と連携し、「フードバンク」への食品提供、道場を開放した「子ども食堂」の開催、在日外国人の就業支援など、経済的に困窮する人々をサポートするプログラムが多く展開された。また、ラジオ番組での講演を通した家庭教育の普及や、地元小学校と少年部員の交流会など、青少年育成に関わる活動もあった。

一昨年以降の新型コロナウイルスの感染拡大で、全国各教会では会員が道場に参集せず、式典や法座をリモートで行うなど活動のオンライン化が進められている。また、コロナ禍による経済の混乱で生活に不安を抱える人々が増えていることから、同プログラムでも組織的な従来の活動にこだわらず、地域や社会とつながる中で生まれる会員一人ひとりの“発”を大事にしていくことが確認された。

昨年は教会活動が制限される中での実施だったが、会員個人や支部単位などを含めた28件のプログラムが申請された。受理された中には、長引く自粛生活の影響で起きている問題に向き合ったものが多く見られた。特に弱い立場に置かれた人々に寄り添う活動として実施されたのが、地域の中で孤立する高齢者を支援するため食事の提供や交流会の実施、家庭内暴力や虐待に苦しむ人を救済するための避難所、駆け込み寺の開設などだ。里山の再生や休耕地を活用した青少年育成など、国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)を踏まえた取り組みも行われた。それぞれのプログラムを通して、地域社会とのつながりを深める中で自らの役割を自覚した経験や、自らの発案を具現化することで人の役に立てた喜びの声などが上がっている。
 
今年も、これまで以上にバラエティーに富んだ“発”が期待される。

※詳しくは、3月6日付「佼成新聞」(紙面版)をご覧ください。概要と併せて國富敬二理事長のメッセージも掲載されています