大宮、小田原、四日市、宇部、宮崎、倉敷の6教会で周年記念式典

大宮教会

立正佼成会大宮教会は昨年、発足60周年を迎え、10月17日に記念式典を教会道場で開催した。式典の様子はライブ映像で会員に配信された。

式典では妹尾高嗣教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。

次に、青年男子副部長(28)が体験説法。小学6年生から3年半不登校となり、自分を信じ見守ってくれた家族やサンガ(教えの仲間)などのおかげで前向きに過ごせたと感謝を述べた上で、報恩の思いで後輩と善い縁を結び、教えを基に人生を歩みたいと語った。

講話に立った中村記子習学部部長は、人を育むサンガの力に触れ、「人は出会うご縁によって変化していきます。人と交わることを大事にして、精進させて頂きましょう」と述べた。この後、氷川神社の東角井真臣権宮司が祝辞を述べた。

小田原教会

立正佼成会小田原教会は昨年、発足60周年を迎え、10月17日に記念式典を教会道場で開催した。式典の様子は動画共有サイトで会員にライブ配信された。

式典では米多教郎教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。この後、大久保嘉子神奈川支教区長が講話。式典のリーフレットにある庭野会長のあいさつ、曹洞宗大本山總持寺の石附周行貫首の祝辞を引用し、「『まず人さま』と四法成就の教えを大事にして日々を過ごせば、迷いや苦しみの中にあっても、相手のことも自分のことも仏さまは見守ってくださいます」と述べた。

謝辞に立った米多教会長は、社会環境が大きく変化する中で、原点に戻り、仏に護(まも)られていることを信じて、布教伝道に尽くすことを誓った。

四日市教会

立正佼成会四日市教会は昨年、発足60周年を迎え、10月17日に教会道場で記念式典を開催した。式典の模様は、動画共有サイトを通じて会員にライブ配信された。

当日は金森康衣教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。功労者表彰に続き、壮年部長(56)が体験説法。酒浸りの生活を送り他界した父親を恨んだが、教会長の助言と読経供養で子を思う親の心を知り、感謝できた体験を披歴した。自身も大病を患い、生かされていると実感したことを発表し、救われた喜びを多くの人に伝えたいと誓った。

講話に立った秀島康郎中部教区長は「人をとがめず、責めず、ゆるすことができる人。『ありがとう。ごめんなさい。お願いします』と、心から言える人が幸せになれるのです」と述べた。

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