富山、旭川、松山の3教会で周年記念式典

富山教会

立正佼成会富山教会は昨年に発足60周年を迎え、10月1日に記念式典を教会道場で開催した。ライブ映像が動画共有サイトを通じて会員に配信された。

式典では加藤幸作教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。功労者表彰に続き、支部会計(45)が体験説法を行った。離婚や子供の不登校を経験する中で、サンガ(教えの仲間)の支えにより、否定的なものの見方を省みたことを披歴。家族と心を通わせ、自分も相手も認められるようになった体験を発表し、救われた喜びを多くの人に伝えていきたいと誓願した。

講話に立った秀島康郎中部教区長は諸行無常、諸法無我に触れ、「全ての物事は変化し、関係し合っています。仏教の根幹となるこの真理を生活に生かす人が、幸せになれるのです」と語った。

旭川教会

立正佼成会旭川教会は昨年に発足60周年を迎え、『ありがとう旭川教会60周年! つながろう踏み出そう輝く未来へ!』をテーマに10月3日、教会道場で記念式典を開催した。式典の様子は、オンラインで会員にライブ配信された。

式典では堂前惠司教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。続いて壮年部副部長(60)が体験説法。青年時代に不良行為を重ねたが、サンガとの触れ合いにより内省し、両親にサンゲした体験を披歴した。現在は報恩と抜苦与楽(ばっくよらく)の精神で菩薩行に努めていると語った。

講話に立った近藤雅則東日本教区長は、記念式典を機に信仰の目的を再確認する大切さを強調。物事の全てを仏の説法と受けとめ、自分の仏性を信じて人の仏性を礼拝(らいはい)することが大事と述べた。

松山教会

立正佼成会松山教会は昨年、発足60周年を迎え、10月3日に教会道場で記念式典を行った。テーマは『逢いたいなぁ この想い届けたいなぁ あなたとつながりたいなぁ 幸せの風を伊予の国から』。式典の様子が会員にライブ配信された。

当日は、青年部員による奉納太鼓の後、松本光代教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。

次に女性会員(46)が体験説法に立った。娘が自閉症と診断され、その後、離婚で苦しんだことを機にサンガと修行に励み、自身に注がれていた家族の愛情に気づいた体験を発表。つらい出来事も無駄ではなかったと法縁への感謝を語った。

川端健之教団顧問は講話の中で「本仏の大慈大悲に生かされていると自覚することで、人生は勇気と積極性に満ちたものになります」と述べた。