「親子で取り組むゆめポッケ」 今年のキャンペーンが終了 各教会の取り組み
世界の各地で起きている紛争や迫害によって傷ついた子供たちのために、立正佼成会の小学生、中学生がおもちゃや文房具を手作りの袋に詰めておくる「親子で取り組むゆめポッケ」(青年ネットワークグループ主管)のキャンペーンが8月31日、終了した。5月1日からの期間中、参加教会では新型コロナウイルス感染防止のため、家庭を中心に取り組みが行われた。また、オンラインを活用した学習会なども実施された。
鰍沢教会は昨年、青年部でオンラインの会議を重ね、運動に込められた願いなどを伝えるオリジナルの冊子を作製。子供たちの幸せを願ってゆめポッケと一緒に真心を届けるとともに、思いやりの心を親子で共に育むという活動の意義を再確認した。今年は、その冊子を各家庭に届け、親子で配付地域の状況を調べて話し合いながら活動に取り組んだ。
三鷹教会は8月7日、ウェブ会議システムを使い事前学習会を開催した。この中で、『親子で取り組むゆめポッケ ハンドブック』などを基に配付地域の現状を学んだ後、各家庭でゆめポッケを作製した。少年部員(6)は、「お母さんと一緒に、上手に折り紙を作って、ポッケに入れておくりたい」と話した。
教会道場でゆめポッケに同封するメッセージカード作りに取り組んだのは函館教会。9日、参加した親子は、取り組みの意義を紹介する本部制作のDVDを観賞後、つらい状況にある世界の子供たちへの祈りを込めて、英語で励ましの言葉を記した。
釜石教会では、少年部員3人が青年ネットワークグループ主管の「少年部オンライン教育」(年4回)で、紛争に苦しむ世界の子供たちについて学習。「みんなが幸せになれるように、ゆめポッケをおくりたい」という3人の決意を青年部で分かち合い、各家庭でゆめポッケ作りを行った。
参加教会から寄せられたゆめポッケは今後、現地の協力団体を通じて配付地域の子供たちに手渡される。