第1回「RKアワード」 会員、視聴者による一般投票スタート SDGs達成へ 創造的な取り組みを顕彰

第1回「RKアワード」の最終審査(一般投票)を呼びかける「青年の日」ウェブサイト。教会やグループ、個人の取り組み15件が紹介されている

国連が掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs)達成に向け、立正佼成会の各教会やグループ、会員個人の創造的な取り組みを表彰する第1回「RKアワード」が、青年ネットワークグループの主管で行われている。4月20日から7月31日までの応募期間中に教会や支部、青年部、会員などから「青年の日」ウェブサイトのタイムラインに46件のエントリーが寄せられ、15件が一次選考を通過。9月1日からは、同ウェブサイトの「RKアワード」のページに15件の取り組みが紹介され、視聴者の投票による最終審査(一般投票)が始まった。投票期間は9月30日までで、11月に各賞の発表が行われる。

RKアワードは、昨年から「青年の日」のコンセプトにSDGsの視点が加わったことを受け、それぞれの家庭や地域などでの積極的な取り組みを奨励し、情報を共有することで会員一人ひとりの学びや成長につなげてほしいとの願いから設けられた。

昨年はプレイベントとして、同サイトに投稿された223件の全取り組みに対し、「少欲知足賞」「娑婆即寂光土賞」「一乗世界へDIVE賞」「ワンスマイル賞」「地球防衛賞」の賞が贈られ、11月22日の「青年幹部会」で発表された。

本格実施となる今年は、教会、グループ、個人のそれぞれの取り組みを動画や文章、ポスターなど自由な表現方法でまとめ、自ら応募する形式が取られた。応募期間中に寄せられた投稿は46件。取り組みの地域や社会への「貢献度」「持続性」、時代のニーズに沿った「刷新性」、周囲の人々などへの「波及性」、他の活動との「親和性」の5項目を基準に、同グループなどによる一次選考が行われた。その結果、五つの部門が設けられた最終審査に計15件(1部門に3件)がノミネートされ、9月1日に発表された。

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五つの部門(5つのP部門)は、「People=人間」「Prosperity=豊かさ」「Planet=地球」「Peace=平和」「Partnership=パートナーシップ」からなる。SDGsには、貧困や飢餓、気候変動などの解決を図り、男女平等や環境保全を進める17の目標が定められており、「5つのP」は、この17の目標を大別したものだ。最終審査にノミネートされた15件は、「親子で取り組むゆめポッケ」をはじめ、新型コロナウイルスの影響で困窮する学生への食料配布、子ども食堂への支援、海岸の清掃活動、差別の解消、スマートフォンを使ったSDGsへの貢献など。同ウェブサイトのRKアワードのページには、その内容が紹介されている。

視聴者による最終審査(一般投票)では、一人が1部門につき1票を投じることができる。投票の締め切りは9月30日。各賞の発表は、11月中旬に同ウェブサイトで行われる予定だ。

RKアワードの担当者である木原沙友里スタッフは、「実践された取り組みをまとめ、応募してくださった皆さまに感謝申し上げます。どれもが工夫を凝らした内容で、SDGsは身近なことから始められるのだと改めて感じました。投票を通して、さらに多くの方にSDGsを知ってもらい、家族やサンガで語り合うきっかけにしてもらえたらと願っています」と話している。

RKアワード最終審査ページ https://www.kosei-kai.or.jp/youthday/rk-award-vote/