WCRP日本委「第36回理事会」 第9回ACRP大会やWCRP創設50周年記念式典など審議

理事会は法輪閣を会場に、ウェブ会議システムを使ってリモート参加の理事とつないで行われた

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「第36回理事会」が6月3日、立正佼成会の法輪閣(東京・杉並区)で行われた。植松誠理事長(日本聖公会主教)をはじめ理事20人が参加(オンラインでの参加者含む)。本会から同日本委理事の庭野光祥次代会長、國富敬二理事長、中村憲一郎参務(京都教会長)が出席した。

理事会では、アジア宗教者平和会議(ACRP)の第9回大会やWCRP/RfPの創設50周年記念式典、同日本委の今後10年の運営と活動の方向性を示す「WCRP日本委員会(WJ)アジェンダ2030」など九つの事項が審議され、全て承認された。

このうち、今年10月19日から22日までオンラインで開催されるACRPの第9回大会については、『行動するアジアの宗教コミュニティ――誰一人取り残さない、健やかで豊かなアジアの平和をめざして』をメーンテーマに、本会の法輪閣を拠点として全体会議や分科会が行われることが発表された。新型コロナウイルスの感染予防のため、オンラインでの実施となり、同日本委で組織する大会の受入委員会(6部門)のうち、「ボランティア部」を「オンライン対応部」に変更したことも確認された。

また、今年11月24日に京都市の国立京都国際会館で開催予定のWCRP/RfP創設50周年記念式典は、オンラインを併用して行われることが示され、準備の進捗(しんちょく)状況が伝えられた。

さらに、WJアジェンダ2030に関しては、青年部会と女性部会のメンバーや平和研究所所員ら11人で策定チームを編成し、創設50周年記念式典での発表に向け、毎月会合を開いて、具体的な行動計画の策定にあたっている現状が説明された。