WCRP日本委青年部会 2023年の発足50周年を見据えオンラインで「青年の集い」

対談する小谷田氏(左)と杉谷師

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会青年部会による「青年の集い――つなぐ つなげる One More Jump!」が5月9日、オンラインで開催された。2023年に発足50周年を迎える同部会の歩みを学び、青年による諸宗教対話・協力活動について考えるもの。各教団から19人が参加した。

当日は、杉谷義恭幹事長(天台宗国際平和宗教協力協会専門委員)の開会挨拶に続き、第4代幹事長の小谷田昌亮・元立正佼成会教学委員長が講演した。

小谷田氏は幹事長を務めた2年半で、韓国の宗教者との交流を進めた取り組みなどを振り返り、同部会が発足時からスローガンに掲げている『出会い・啓発・実践』の大切さを確認。他の宗教や信仰に触れることで、自身の信仰が深まると強調し、今後も教団や教義の違いを超えて青年が集い、共に平和の実現に向けて行動することに期待を寄せた。

また、新型コロナウイルスの感染拡大により、行動が制限されて従来の信仰活動ができない現状では、孤立しがちで信仰心が揺らぎやすいと指摘。法華経に示された「五種法師」(受持=じゅじ・読=どく・誦=じゅ・解説=げせつ・書写)の修行を例に、毎日のつとめを励行し、機関紙誌や書物で教えを学んで、信仰心を保つことが重要と語った。

この後、杉谷師と小谷田氏の対談や、グループ別交流が行われた。