「普門エリア整備工事」が完了し落成式 聖観世音菩薩像を安置し、宗教空間として 庭野会長が謝辞 (動画あり)

写真特集「普門エリア」 参拝路から大聖堂を仰ぎ見る 普門館の面影残る祈りの空間

普門館の解体と跡地整備を含む「普門エリア整備工事」が完了し、2月8日に落成式が行われた。同館に込められた「普門の精神」を継承し、大聖堂を望みながら参拝できる宗教的な場となっている。同エリアの様子を写真で紹介する。

1万5000平方メートルの敷地には、普門館の外周をかたどった双環形の芝生広場が設けられた。宗教空間としての参拝の場であるとともに、「普門の精神」に基づき、本部行事の開催や各教会への貸し出しなど、多様な活用方法が期待されている

在りし日の普門館。会員のみならず多くの人に親しまれた

敷地の中央には参道が敷かれ、大聖堂を仰ぎ見ながら、ゆったりと参拝できる

かつて普門館のロビーに安置され、「普門エリア整備工事」に伴い遷座された聖観世音菩薩像。「『普門の精神』を呼び起こす機縁に」との願いが込められている

夜間にはやわらかい光でライトアップされる聖観世音菩薩像

南北にある門には、普門館の外壁に用いられていたリング状のレリーフを使用

門の照明のカバーには、大ホール内の壁面に設(しつら)えられていたクリスタルが取り付けられた

「普門」とは、法華経の「観世音菩薩普門品」にある言葉で、「観世音菩薩」に由来します。観世音菩薩は、全ての衆生を平等に慈しみ、それぞれの人にふさわしい姿になって教えを説き(普門示現)、安らぎと生きる希望を与えてくれる菩薩です。普門エリアは、参拝者が観世音菩薩の「普門示現」の働きを思い起こす場として整備されました。
敷地面積 1万5000平方メートル
聖観世音菩薩像(聖観音像)を安置し、参道を敷き、芝生広場(芝生が根付く6月ごろから立ち入り可能)を備える。
開門時間は原則として、8時半から16時半まで。行事開催日、整備日を除く。