佼成学園女子高バスケットボール部 「ウインターカップ」初出場で初勝利

石川県代表の津幡高校との2回戦、キャプテンの太田選手(左)はドリブルで果敢に攻めた ©JBA

「第73回全国高等学校バスケットボール選手権大会」(ウインターカップ)に初めて出場した佼成学園女子高校は、大会1日目の昨年12月23日、東京・渋谷区の東京体育館で英明高校(香川代表)と対戦した。

佼成学園は素早いパスで相手のディフェンスを崩し、第1クオーターで30対16とリード。第2クオーターも、外角からの3ポイントシュートを次々と決め、61対31で前半を折り返した。後半、連続ポイントを許し、第3クオーターでは76対56と点差を縮められたが、チームワークで立て直し、98対72で1回戦を突破。全国大会初出場で初勝利を挙げた。

翌12月24日の2回戦は東京・調布市にある武蔵野の森総合スポーツプラザで、県立津幡高校(石川県代表)と対戦。第1クオーターは12対17と粘りを見せたが、相手チームの堅い守備を突破できず、49対75で敗退した。

試合の状況を確認し、声を掛け合う佼成学園女子高の選手たち ©JBA

昨年、高校バスケットボールの大会の多くが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、ウインターカップにかける思いは例年にも増して強いものとなっていた。

キャプテンの太田琴琉(ことる)選手(3年生)は、「全国大会出場を目標に、毎日努力してきました。全国大会に出場できたのは、今まで先輩たちが築いてきた伝統のおかげです。後輩たちには、全国ベスト8に残れるように、そしてさらに日本一を目指してほしい」と語った。