アフリカへ毛布をおくる運動 5116枚の真心 現地へ

今年、寄せられた毛布。メッセージが縫い付けられ、アフリカの人々におくられる

今年の「アフリカへ毛布をおくる運動」(主催・同運動推進委員会=立正佼成会も参画)のキャンペーンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で期間を延長して行われた。4月1日から7月31日の期間中、参加教会はオンラインで情報発信するなどの工夫を凝らし、啓発や収集活動に励んだ。

キャンペーン期間中に全国から寄せられた毛布は5116枚。全ての毛布がさいたま市にある日本通運株式会社の倉庫に集積、梱包(こんぽう)された後、横浜港の輸送船に積載された。毛布のうち2700枚がマラウイ(10月29日)に向けて、2416枚がモザンビーク(11月20日)に向けてそれぞれ出港。約1カ月半かけて、両国の港に到着する予定だ。

両港に輸送された毛布は、現地のパートナー団体である「マラウイ赤十字社(MRCS)」「クリマ(KULIMA)」「共同体開発キリスト教協会(ACRIDEC)」を通じて、HIV陽性者・エイズ患者や孤児、高齢者、障がい者らに優先的に手渡される。