令和2年7月豪雨 被災地でサンガの助け合い続く 

被災した八代教会の会員宅では、南九州支教区の会員による復旧作業が続けられている(写真=本会教務部提供)

7月3日以降の「令和2年7月豪雨」により、熊本、大分、福岡3県を中心に九州各地、さらに中部地方などでは河川の氾濫や土砂崩れが起き、甚大な被害が生じた。被災地域を包括する立正佼成会の中京、北九州、南九州3支教区の各教会では、引き続き被害状況の確認が進められ、サンガ(教えの仲間)による支援活動が続いている。

4日に球磨川(くまがわ)が氾濫し、大規模な水害に見舞われた地域を包括する八代教会では、6、7の両日、会員や現地教務員らが床上30センチまで浸水した人吉道場の復旧作業に当たった。8日以降は人吉道場を災害対応の拠点とし、浸水した会員宅で、同教会会員による泥のかき出しや家具の運び出し、がれきの撤去、高圧洗浄機による家内の清掃が行われた。11、12の両日と18、19の両日には、南九州支教区各教会の会員がボランティアとして復旧作業に取り組んだ。その4日間で延べ107人が参加した。25、26の両日も同様の活動が予定されている。

この間も、支部長や主任が中心となり被害状況の確認が進められた。16日までに報告された会員宅の床上・床下の浸水被害は29軒に上る。

一方、会員宅の浸水被害に加え、田畑の冠水や車の浸水が報告されていた久留米教会では、支部ごとに被害状況が確認され、支部長や主任らが中心となって被災した会員の様子を聞き、サンガで支え合っている。

※23日の更新時、記事中に「33軒」とあったのは、「29軒」の誤りでした。33軒としたのは、土砂崩れによる被害などを含めたためです。訂正しておわびします。