令和2年7月豪雨被害 会員の安否、被害状況の確認を継続 支援活動も始まる

球磨川の氾濫で、八代教会の会員宅でも多数の浸水被害が発生。南九州支教区の会員によって片付け作業が行われている(写真=本会教務部提供)

停滞した梅雨前線の影響で、九州地方を中心に各地で記録的な大雨となった「令和2年7月豪雨」。これにより熊本、福岡、岐阜各県で大規模な水害が発生した。その後も雨は降り続いており、被災地を包括する立正佼成会の中京、北九州、南九州3支教区の各教会では、引き続き会員の安否と被害状況の確認が進められ、支教区による支援活動が行われている。

九州を中心に各地で大雨 観測史上最多の地点が続出

7月3日の降り始めから断続的に激しい雨が続き、10日までに1000ミリを超える雨量を8地点で観測した。観測史上最多を記録した地点も続出し、各地で土砂崩れが発生。河川の氾濫、堤防の決壊により住宅地や田畑などが冠水し、広範囲に被害が及んでいる。

4日の球磨川(くまがわ)の氾濫は流域に甚大な水害をもたらし、包括する八代教会の会員宅や施設も被害を受けた。堤防が決壊した熊本・人吉市にある人吉道場は床上30センチまで浸水。麦島、中央、球磨、水俣、人吉の5支部で会員宅の床上・床下浸水が24軒、土砂崩れによる家屋半壊が2軒に上り、農地の冠水なども報告されている。

復旧に向けて支教区内で連携

5日、橋内千惠子教会長と壮年部長らが水の引いた人吉道場を訪れ、現状を視察。支教区の教務員と共に会員の安否や被害状況の確認に努め、支教区に支援を要請した。これを受け、8日から近隣の熊本、川内、宮崎、高鍋各教会の会員が現地に入り、床上浸水した会員宅で泥のかき出しや家具の運び出し、がれきの撤去などを行っている。

雨が降り続く中、浸水した家屋から家具を運び出す会員たち(本会教務部提供)

また、被災地では支部長や主任が中心となり、被災した会員宅や避難所を訪れ、要請に応じて支援物資を届けている。

一方、8日未明には筑後川など2河川が氾濫し、福岡・久留米市や大分・日田市内の広範囲で浸水被害が発生した。本部教務部に寄せられた情報によると、福岡、久留米、大分の3教会で、合わせて18軒の会員宅が床上・床下浸水の被害を受けたほか、田畑をはじめ経営する工場や旅館などの冠水、家屋への土砂流入なども報告されている。引き続き被害状況の確認を行うとともに、今後は被災した会員のニーズを確認し、支教区内で連携して支援活動を展開する予定だ。

さらに、8日に氾濫した飛騨川の流域で土砂崩れや冠水が発生し、道路が寸断された。包括する高山教会では、会員7世帯が一時孤立状態となったほか、最寄りの避難所に避難した会員もいた。

※13日の更新時、記事中に「教会道場に近隣の会員が避難していた」とあったのは、「最寄りの避難所に避難した会員もいた」の誤りでした。訂正しておわびします。